徳間書店取材班による『最高齢プロフェッショナルの教え』は、70代から90代の現役の職業人に対するインタビュー記事を構成した本です。登場するプロフェッショナルの職種は、漫画家、杜氏、バーテンダー、ピアニスト、他と様々でした。そして、どの方も、紆余曲折を経て現在の仕事に至り、今なお情熱と愛着を持って仕事を続けられていらっしゃいます。
本の中で発せられるプロフェッショナルの言葉は、心に響きました。その一部をご紹介してみます。
「誰にだって自分に適した仕事があると思う。それを見つけるためにも、なんでも挑戦してみなくちゃいけません。肝心の、挑戦する元気が湧かないんだったら、読む、書く、聴く、動く、です。」
「仕事で失敗しないコツは、基本を常に見直すこと。(そして)目標は必ず少し上に設定しておくこと。」
「何をしたらいいのかわからないという人には、まずは好きなことを仕事にしなさいと言いたいですね。もし好きなことを生かせる場がなかったら、自分でつくればいいんです。それほどまでに好きなことにこだわる理由は、好きなことは自信に結び付きやすいんです。」
このような方々の仕事の成果は、人々の共感を呼び、それに応えてプロフェッショナルは
さらに腕を磨くという、良い循環が作られているようです。
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