安心を得て、人生に取り組みたいあなたへ。

自転車運転者さま

 信号待ちしていると、あっという間に数台の自転車が並んだり、トンネル内で前方からも後方からも自転車が近づいてきたりと、自転車に乗る人の数は着実に増えていると実感させられます。日常生活の一部に自転車は欠かせないという人も少なくないのでしょう。

 また、日常生活に留まらず、車道をかっこいいウェアと自転車で連なって進むツーリングの人々も週末によく見かけます。

 今年の7月には、高齢者向けに、小型の車輪を4つ組み込み安定性を高めた新型自転車が販売開始されるそうです(日経朝刊2012619日掲載記事より)。高齢者ライダーも増加するかも知れません。

 

 自転車のいいところは、まず風を切って走る心地よさ、加えて燃料補充も不要で経済的、さらに容易く行動範囲が広がることが挙げられます。自転車運転者は、もっとたくさん自転車のいいところを知っていらっしゃることと思います。

 

 歩行者の立場からは、狭い道で「通ります。」と声を掛けてくれたり、スピードを緩めたりしてくれるような、歩行者への配慮を持った自転車運転者には「どうぞ、お通りください。」という譲り合いの気持ちが素直に持てます。他方、歩行者のことなど眼中にないような運転者に遭遇すると道路は歩行者優先じゃないか、と腹が立ちます。自転車運転者の立場からも、自分のことしか考えていない歩き方をする歩行者には腹が立つのは同様のことと思います。

 

 歩行者と自転車運転者の相互の安全のため、また歩行者との良い関係を維持するためにも、自転車運転者は、自転車は原則として車道左側通行、歩道通行の場合は歩行者優先で車道寄りを徐行、夜間はライト点灯などのルールを守りつつ、歩行者の気持ちを想像する心の余裕を持って、スマートな走行をして頂きたいです。